尾瀬の古道

沼田街道(道行沢)

檜枝岐の集落の外れ七入から沼山峠に至る道行沢と呼ばれる古道があります。

この古道、1600年に上州沼田の沼田城城主、主真田信幸が全面整備し、明治の頃に沼田街道と名付けられた街道の一部で、この沼田街道は上州沼田の城下町から尾瀬沼の湖畔を経て会津気多宮村を結ぶ街道でした。

中でもこの七入と沼山峠を結ぶ道行沢の区間は、沼田街道全区間の中で最も開発の手が及ばず、昔、旅人や馬子が往来した当時の面影を残します。

尾瀬国立公園の中で最も歴史ある古道は、歴史情緒に加えて、標高1400mあたりからのブナ原生林の紅葉や、春先の新緑は素晴しく、秋の静寂に包まれる頃の紅葉は尾瀬国立公園の中でも屈指の景観です。

  • 七入~沼山峠登山口
  • 標準コースタイム
  • 登り3時間
  • 下り2時間
  • 標高差600m 水平距離5km
尾瀬開山よりも昔←こちらにも沼田街道の事を書いております。

御池古道

御池古道は七入から沼田街道と道を分かつ古道です。

かつて戦後の食糧危機の時に耕作に適した平地の少ない本村を離れ、御池を越えた只見川の流域に村人達が拓いた開拓地への道で、現在は七入から御池までの道が復元されています。

七入からモーカケ沢を尾根筋から詰めてモーカケの滝を過ぎた1,350m付近よりブナの原生林、ブナ平が広がっています。

このブナ平を含めた南会津に存在するブナ原生林の面積は白神山地の約4倍にも及び、このブナ平の原生林は村人が小屋をかけ、木を切りヘラや杓子を作り生業としていた場所で、ブナの巨木に刻まれるキリツケの痕は村人が山に生きて来た証です。

ブナ平を登り詰めるとやがて三つの湿原(田代)が姿を現します、かつてこの三つの湿原は燧裏林道のに点在する湿原と合わせ燧湿原群と呼ばれていました。終着点である御池は元々は三池と書き付近に三つの池が存在していたとされています。

  • 七入~御池
  • 標準コースタイム
  • 登り2時間
  • 下り2時間
  • 標高差420m 水平距離4km